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【株主への手紙】バフェット氏、潤沢な手元資金の使い道が課題

HOME→カテゴリー:投資信託 中長期

投稿日:2020年2月24日

最終更新日2020年2月24日6:04 AM

バフェット太郎です。

米投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRK.B)を率いる著名投資家ウォーレン・バフェット氏が「株主の手紙」を公表しました。

バークシャー・ハザウェイの手元資金が1280億ドル(約14兆円)に膨れ上がる中、その豊富な手元資金を生かし切れていないことが改めて浮き彫りになりました。

そもそも、バークシャー・ハザウェイは自動車保険や鉄道、電力会社など複数の事業を傘下に持つ巨大なコングロマリット(複合企業)で、参加企業の多くは米国内で事業を展開しており、米景気拡大の恩恵を受けやすいです。

たとえば、傘下の鉄道大手バーリントン・ノーザン・サンタフェの鉄道事業の前期純利益は54億ドルと、前年比で5%増加し、その他の公益やエネルギー事業も増益を確保しています。

そのため、バークシャーは前期50億ドルの自社株買いを実施したのにも関わらず、それを上回るキャッシュを稼いでいるので手元資金が自然と積み上がっていくのです。

手元資金が積み上がるということは財務体質が強化することを意味する一方、現金を現金のまま保有していてもほとんど利息を生み出しませんからROE(自己資本利益率)の悪化を意味します。つまり、株主のお金が非効率に運用されているというわけです。

そこで、バークシャーはその手元資金の使い道が課題となっているわけですが、その使い道として候補に挙がっているのが「自社株買い」と「配当」、そして「大型買収」の三点です。


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【バフェット氏が自社株買いをしない理由】
まず、なぜバフェット氏が積極的に自社株買いをしないのかについてですが、これは、自社株買いをすれば内在価値に対して割高な資産を取得することを意味し、割高な資産を取得するということは内在価値を低下させる原因になってしまうからです。

たとえば、バークシャーが自社株買いをする場合、市場価格で取得しなければなりませんから、バークシャー株のPBRを1.4倍とした場合、40%ものプレミアムをつけてバークシャー株を取得することになります。割高な資産(バークシャー株)を取得すればするほど内在価値は低下してしまうため、バフェットはそれを嫌っているというわけです。

【バフェット氏が配当を出さない理由】
また、配当についてですが、これはバークシャーが株主に配当として還元するよりも、バークシャーが投資事業で利益を最大化させた方が長期的に見れば株主に報いることができるとバフェット氏が信じているためです。

【バフェット氏が大型買収をしない理由】
ところが、バフェット氏の投資哲学である「バリュー投資」の要件を満たす大型の投資案件はほとんどありません。これは、好景気の中では投資案件の争奪戦で価格が高騰し、バフェット氏の必須要件を満たす機会が訪れにくいためです。そのため、バフェット氏は誰もが悲観的になる不況を待つほかないのです。

★★★

こうしたことから、バークシャーは引き続き現金が積み上がりやすいです。とりわけ、近年のバークシャーの株価推移はS&P500種指数を下回るため、バークシャーを敬遠する投資家もすくなくありません。

しかし、将来のリセッション(景気後退)で積極的に買い向かうことが期待できることを考えれば、そうしたタイミングこそバークシャーに投資する絶好の機会であり、長期的に見れば株主は報われる公算が大きいです。

グッドラック。

 

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【株主への手紙】バフェット氏、潤沢な手元資金の使い道が課題

Source: バフェット太郎の秘密のポートフォリオ

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