【為替】大方の予想に反してドル高が加速するワケ
投稿日:2018年11月28日
最終更新日2018年11月28日7:15 PM
バフェット太郎です。
米国株投資家にとって為替は円建て評価額を左右するため、気にしている人も少なくないと思います。そこで今回は為替がこれまでどう動いてきたのか、そして今後どう動いていくのかといった見通しについて書いていこうと思います。
結論から言えば、株価次第ではあるものの、ドル高が進む公算が大きいです。
現在、ドル円は1ドル113円78銭と、114円台半ばのレジスタンス(上値抵抗線)にトライしており、投資家らはこのレジスタンスを突破するのかどうかについて注目しています。
【ドル円:週足】
これまでを振り返ると、17年5月以降、ドル円相場は114円台半ばをレジスタンスに突破できない日が続いています。しかし、18年3月以降、強気の上昇トレンドチャネルを形成しており、間もなくこの「強気の上昇トレンドチャネル」と「レジスタンス」の二つがぶつかろうとしています。つまり、どちらか一方が崩れるというわけです。そこで、そもそも為替はどういった材料で動くのかについてですけれども、為替は金利差で動くことが多いです。通常、投資マネーは相対的に金利の低い所から高い所へと流れる傾向にあるため、たとえば日米金利差が拡大する場合、ドル高円安に動きやすいです。
【日米金利差とドル円相場:1999ー2014.6末】
1999年から2014年6月までを振り返ると、日米金利差とドル円相場は概ね相関関係にあったことがわかります。唯一の例外として、00年ドットコムバブル崩壊で為替は一気に円高に振れました。これは株式市場の暴落で安全資産の円が選好されたためです。とはいえ、その後は相関関係を取り戻し、日米金利差の下落に伴い、ドル円も下落していきました。Source: バフェット太郎の秘密のポートフォリオ
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