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低PER株への長期投資は報われるとは限らない

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投稿日:2019年5月26日

最終更新日2019年5月26日6:04 PM

バフェット太郎です。

個別株への投資において、PER(株価収益率)はバリュエーションを示す尺度として重要な指標であることから、多くの投資家が注目しています。

そもそもPERとは、EPS(一株当たりの利益)に対して何倍で株が取引きされたかを示す指標であるわけですが、概ね15~20倍程度が適正と言われていて、25倍以上なら割高、10倍以下なら割安と判断されます。

なぜ、この水準が適正なのかというと、株式の期待利回りが概ね6~7%程度(1948年末~2018年末までの年平均利回りは7.6%)ですから、PERの倍率を期待利回りに直すと、PER15~20倍なら5.0~6.7%、25倍以上なら4%以下、10倍以下なら10%以上となるためです。

株式投資は、企業の内在価値に比べて割安な株を買い、長期で保有することで成功しやすいと言われていますから、高PER株に投資するよりも低PER株に投資する方が上手くいきやすい傾向があります。

事実、ジェレミー・シーゲル著『株式投資 第4版』によれば、1957年12月末から2006年12月末までの59年間、S&P500種指数に採用されている500銘柄をPERが低い順番から5つのグループにわけて調査した結果、低PER株が高PER株をアウトパフォームしていたことが明かになりました。


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とはいえ、低PER株ならどんなクソ株に投資してもうまくいくわけではありませんし、高PER株への投資がすべてが失敗するというわけでもありません。そもそも低PER株というのは、将来の利益見通しが悪化している銘柄であり、危険な銘柄にほかなりません。

例えば2015年頃、バイオ株大手のギリアド・サイエンシズ(GILD)が、将来の利益見通しが悪化したことを理由にPERが10倍を割り込んで推移していました。そして、それを割安だと勘違いした未熟な投資家たちは群がるようにして買い増しました。

【ギリアド・サイエンシズ(GILD)2014-2019】
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結果、ギリアドサイエンシズの株価はその後も下がり続け、15年の高値から40%安と低迷が続いています。

また、高PER株だからといって必ずしも割高とは言えません。グロース株は高い利益成長が期待できるため、高PERが正当化されるのです。事実、バフェット氏率いる投資会社、バークシャー・ハザウェイは高PER株のアマゾン・ドットコム(AMZN)をバリュエーション的に魅力的だとして投資しています。

このように、PERは多くの投資家が注目しているものの、PERだけに注目して投資をしてもうまくはいかないので、その企業の成長率や競争優位性などを総合的に判断しなければなりません。

グッドラック。


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低PER株への長期投資は報われるとは限らない

Source: バフェット太郎の秘密のポートフォリオ

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