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原油価格25%高の大暴騰も、米シェール企業の破綻は止められない

HOME→カテゴリー:投資信託 中長期

投稿日:2020年4月3日

最終更新日2020年4月3日6:04 PM

バフェット太郎です。

トランプ大統領がツイッターで、サウジとロシアが減産で近く合意するとした上で、減産量は「日量1500万バレルに達する可能性がある」と投稿したことで、原油先物価格は一時前日比35%高の1バレル27ドルと大暴騰しました。

【原油先物価格:日足】
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ただし、上げが一巡したあとは伸び悩み、結局24.7%高の25.3ドルで取引を終えました。新型コロナウイルスの感染拡大を巡ってヒトとモノの移動が制限されているため、供給量をいくら抑制しても原油需要そのものが増えないからです。

そもそも原油価格が暴落している主な要因は、3月上旬の「OPECプラス」で協調減産強化に向けた話し合いが決裂したためです。

話し合いが決裂した理由はロシアが反対したためなのですが、ロシアが反対した理由は「協調減産をいくら続けても米シェール企業が儲かるだけだから」です。

実際、米国のシェール企業の生産コストは50~70ドルと、サウジの10ドル台、ロシアの30ドル台と比べると随分高いのですが、産油国が協調減産を続けているおかげで原油価格が上昇し、結果的に米シェール企業は市場シェアの拡大に成功しています。

そのため、ロシアは原油価格を米シェール企業が採算割れとなる30~40ドル台が続けば、ライバルを駆逐できると考えたわけです。事実、4月1日には米シェールの中堅企業ホワイティング・ペトロリアム(WLL)が経営破綻し、これからも次々と米シェール企業が破綻することが予想されます。


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しかし、サウジとロシアはいくら生産コストが安いからといって、原油安をいつまでも許容できるわけではありません。なぜなら、サウジやロシアなどの国家は原油から得られる莫大な富を国民に再分配することで支持を得られているわけですから、利益が細れば国家運営が続かず、国民からの支持も得られないからです。

事実、ロシアの国家予算は原油42ドルが想定されていて、サウジの財政収支均衡原油価格は83.6ドルとされていることから、原油安で苦しんでいるのはむしろ原油安を加速させたサウジだということになります。

こうした中、サウジは2日、「原油市場を望ましい均衡状態に戻すための公正な合意に向け、OPECプラスと他の産油国に緊急会合の開催を要請する」とし、ロシアのプーチン大統領も「原油市場全体の状況を緩和するため、主要な生産者と消費者が連携して対処する必要がある」として、対話に前向きな姿勢を示しています。

もちろん、ただちに減産合意とはなりませんし、原油需要が落ち込んでいることを考えれば、原油価格はしばらく低迷することが予想されます。また、原油価格が低迷すれば、米シェール企業にとって打撃となるため、今後シェール企業が次々と倒産することが予想されます。

グッドラック。


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原油価格25%高の大暴騰も、米シェール企業の破綻は止められない

Source: バフェット太郎の秘密のポートフォリオ

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